シャドーハウスでラムは一体どうなったのか、そして『シャドーハウス』第2期には登場するのか?
『シャドーハウス』は、ホラーやミステリーの要素を取り入れたファンタジーアニメです。可愛らしい絵柄とは裏腹に、ゴシックな雰囲気が漂うこの作品は、本当に不穏な空気を漂わせています。
特に、ラムの運命は謎に包まれており、悲しいものです。さて、シャドーハウスでラムに一体何が起こったのか、そして彼女は『シャドーハウス』第2期に登場するのでしょうか?
ラムについて
主人公エミリコと同じく、シャドーハウスで働く少女ラム。ラムは生き人形として、シャドーの主人シャーリーに仕えていますが、明るく順応性のあるエミリコとは異なり、かなり苦難な日々を送っています。
ラムはとても内気で臆病な性格で、初対面ではほとんど話をしません。友情と絆を切望する一方で、その願いを自分の内に閉め、シャーリーとも会話することなく、代わりに空想の友達を創り、それに向かって話しかけるのみ。
ラムやエミリコは、主人と名前が大きく異なる数少ない生き人形であるため、しばしば生き人形として似て非なるもの、または失敗キャラクターとして扱われます。
シャドー・生き人形のペアリングの多くは、何らかの形で互いに似た名前を持ちます(例:パトリック/リッキー、ローズマリー/マリーローズ、ジョン/ショーン)。
ラムとエミリコは、全く逆で、これらの規範を破っています。エミリコは、(主人の)ケイトがエミリコの個性を伸ばすためにユニークな名前をつけたかったからで、ラムは、名前をつけなければならなかったから自分でつけたのです。
ラムはどうなったのか?
シャドーと生き人形が相性がいいことを証明するため、ある課題をクリアするよう求められる”お披露目”で、ラムとその主人シャーリーは、失敗し、一見すると欠陥品として捨てられてしまったかに見えます。
具体的には、シャーリーは人格形成に失敗して”すす”になり、ラムは連れ去られて “顔の見えない人形”になってしまったのです。この顔の見えない人形とは、顔を見せることを許されず、従順さを保つために定期的に記憶を消される召使いのことです。
シャドウの正体を知るにつれ判った事は、シャーリーが人格を形成できなかったのは、シャドーには人格がないからだと推測できます。その代わり、生き人形との交流によって人格を形成することになっているのです。
彼女の場合、ラムが臆病で話しかけられなかったので、それは不可能だったのです。
そういう意味では、ラムは内気な性格が災いしたのでしょう。もっとも、本来はそういう立場に置かれる筋合いはなかったのですが。
しかし、ありがたいことに、ラムとシャーリーにとってすべてが暗澹たるものになるわけではありません。エミリコの励ましもあって、ラムはお披露目でついにシャーリーと会話することに成功し、シャーリーがすすになる前に、二人はほぼゴールインすることができました。
二人は実際、相性が良く、シャーリーはラムのそばにいることに満足していたことがわかります。そして、シャーリーはお披露目の終わる寸前で、ラムの自分への愛を理解することができました。
記憶を消され、顔の見えない人形となったラムは、全てを失ったかに見えましたが、実際はもっと複雑でした。シャドーハウスのエンディングでは、モーフ(交流によってまだ人間に擬態していないシャドー)がエミリコを助けるシーンが描かれています。
このモーフはシャーリーが着けていたのと同じようなリボンをつけていました。その後、このモーフは顔の見えない人形と結束している様子が伺えました。この人形がラムであることは容易に推測でき、これが我々が見る彼らの最後の姿ではないのではと思わせます。
現在連載中のマンガ「シャドーハウス」では、この2人がまだ活躍することが確認されており、アニメ2期でもそうなりそうですネ!?