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2022年春アニメの勝ち組(と負け組)

2022年春アニメの勝ち組(と負け組)


2022年春アニメは、多くのヒット作が生まれた一方で、今ひとつだったアニメ作品もありました。

2022年春アニメも終盤に差し掛かり、ほとんどの作品が残り数話で最終回を迎え、ストーリーを完結させようとしています。
このシーズンには、多くの新アニメがデビューすると同時に、2期、3期を迎えたシリーズや、中には4期まで続くアニメもありました。
いくつかの作品は他に比べてより大きな成功を収めました。が、すべてのアニメがシーズンを代表するような作品というわけではありません。

幸いなことに、2022年春に放送されたアニメは、低調な作品であっても、しっかりとしたエンターテイメントに仕上がっており、2022年春のベストアニメは、すでに2022年全体のベストランキングに入るような作品に仕上がりつつあります。
視聴者の評判、コンテンツの質、影響力の大きさなどから、2022年春のアニメのうち、どれが勝者で、どれがそうでないかを判断するのは簡単です。

勝ち組:『かぐや様は告らせたい』 青春恋愛頭脳戦を続ける

大ヒットシリーズ『かぐや様』のウルトラロマンティックな第3弾。この作品は、まさにアニメファンの期待に応えました。大富豪の跡取り娘・四宮 かぐやと、苦労人の白銀 御行が繰り広げるドキドキの頭脳戦は、第3シーズンも健在でした。

かぐやと御行がぶつかり合う一方で、つばめの心を奪おうとする石上 優、自分の気持ちに戸惑う伊井野 ミコなど、友人やクラスメイトも、それぞれの恋愛バトルを繰り広げます。
そして、奔放な藤原 千花は相変わらずの破天荒さで、IQの高い恋愛バトルをうまくまとめています。オープニングとエンディングのクレジットも期待を裏切りません。

 

負け組:『盾の勇者の成り上がり』は、今期は目的がないように感じられます

『盾の勇者の成り上がり』は、2019年にブレイクした有名な異世界アニメのタイトルですが、2022年春に第2期が登場したときには、その魔法は消えてしまっていました。
第2期は第1期のような緊張感と(視聴者を)引き付ける力が欠けており、尚文のキャラクターは今や、霊亀やキョウ=エスニナ、その他の新しい敵に対する冒険とアクションシーンのための単なる乗り物に過ぎなくなっているのです。

狩猟具の勇者の「絆」やオスト=ホウライなど、登場人物も増えましたが、彼らによってさえも『盾の勇者』の2期が陳腐化することを防げなかったのです。尚文に価値のある目的はほとんどなく、ただ行動するためだけに行動し、周りはそれに従うだけなのです。



 

勝ち組:『SPY×FAMILY』は、瞬く間に人気者になった

原作者の遠藤 達也の同名マンガを基にした『SPY×FAMILY』は、一夜にして世界中のアニメファンの想像力をかきたてる大ヒットを記録しました。
このスタイリッシュな少年(マンガ的)アクションシリーズは、冷戦をモチーフにした舞台で、ユーモア、スパイの陰謀、愛らしいキャラクター、健全な家族の描写など、すべてのアニメファンの興味を引く要素が十二分に盛り込まれています。

 

負け組:『可愛いだけじゃない式守さん』は、型にはまって退屈に感じる

『可愛いだけじゃない式守さん』は、『その着せ替え人形は恋をする』(『着せ恋』)の次を狙ったのかもしれませんが、『着せ恋』のような高みには到底到達できませんでした。
『着せ恋』はコスプレの世界というクールな設定と、喜多川 海夢という驚くほど深みのある女性主人公がいたのに対し、『可愛いだけじゃない式守さん』は典型的な高校ラブコメでした。典型的とは良い意味で言ってるのではありません。

このアニメは新しいことをほとんどやっていないし、式守さんという強力で完璧に見える彼女キャラがいても、あまり役に立っていませんでした。
式守さんでは(アニメを人気作まで)引っ張ってゆくだけの力がないのです。しかも彼女の助けが無ければ、このアニメは地面に立っているだけの足すら、実際持っていません。
アニメファンがこれまで見たことがないような物は、このアニメでは全くありません。せいぜい「かぐや様」や「古見さん」の次のエピソードまでの時間を埋める程度でしょう。

 

勝ち組:『古見さんは、コミュ症です。』は良心を提供する

一見すると、『古見さんは、コミュ症です。』もよくある高校アニメのように見えますが、『式守さん』よりも一貫して中身が濃く、心に響くのです。
この作品は、内気でダンデレな古見 硝子が、友達を100人作ることを目標にする物語です。明確な目標があり、古見さんが自分の殻を破ってその目標に向かって行くにつれ、視聴者が親近感を感じ、彼女を応援したくなるのです。
そして、2期では、地味だが親身になってくれる新しい友人、只野 仁人と恋ができるかもしれません。

1期のほのぼのとした面白さはそのままに、古見さんがコミュニケーション障害を克服し、これまで以上に存在感のあるシーンが展開されます。

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