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『鬼滅の刃』の8個の矛盾点に見えて、実は矛盾ではないもの

『鬼滅の刃』の8個の矛盾点に見えて、実は矛盾ではないもの


『鬼滅の刃』のプロットは、禰豆子が鬼となり、炭治郎が鬼殺隊員となる過程で、様々なヒネリや思わぬ展開に満ちています。
中には矛盾しているように思えるヒネリもあるが、果たしてそうでしょうか?

原作マンガは最近完結しましたが、ファンはまだアニメの最新シーズンに興奮しています。炭治郎の物語はまだスクリーン上で完結しておらず、視聴者は多くの伏線が回収されることを待ち望んでいます。
最近の無限列車編や遊郭編を含む3シーズンを経て、視聴者はアニメ内の矛盾点のような場面に気付き始めています。

しかし、そのような展開がすべて矛盾点になるとは限らないし、間違いと思われる点もそうとは限りません。例えば、青い彼岸花のような考案物がシリーズにどのように組み込まれてくるのか、ファンは待ち望んでいます。
また、鬼と人喰いの間の機能的な因果関係をめぐる謎は、まだ解明されていません。これらの特徴について物語内で詳しく説明されていないとはいえ、これが必ずしも矛盾点とは言えないと思われます。

ーー 注意!  最初のエントリーで、青い彼岸花に関する若干のネタバレがあります。 ーー

8/8 青い彼岸花が象徴するもの

軽いマンガのネタバレあり。 青い彼岸花は、超常的力を持ち、鬼の創造に関連するとされる珍しい花です。鬼舞辻 無惨は、青い彼岸花が(日光に弱い)鬼を治せるのではないかと考え、何世紀にもわたって探し続けてきました。残念ながら、彼はそれを見つけるのに苦労しているのですが。

青い彼岸花はシリーズの終盤で小さな役割を果たしますが、ファンが期待するほどのインパクトを与えることはないです。むしろ、無惨の無駄な目標を象徴的に映し出すものとして機能しています。これは欠陥のように思えるかもしれませんが、むしろ文学的な象徴と捉えるべきです。
この点については、『鬼滅の刃』のルールを破った(青い彼岸花が物語の核心的存在として登場しながら、最後はほとんど忘れ去られていた事)ように感じられるので、これを欠陥と考えるのはファンにとってやむを得ない事です。

7/8 鬼は人を喰う必要がないのに人を喰う

『鬼滅の刃』は、最初から鬼が生きるために人肉を食らう必要性を強調しています。彼らは皆、この人食いに手を染めるから悪なのです。しかし、竈門 禰豆子は人肉を食べないにもかかわらず、生きているばかりか、熟練した十二鬼月をも震撼させるほどの絶大な力を手に入れます。
こうして彼女は、『鬼滅の刃』の中で最強の女性の一人となるのです。

その理由を、物語内で納得できる説明がされる事は全く無く、登場人物たちが議論してもほとんどが仮説の域を出ていません。しかし鬼の生存のメカニズムにおけるこの矛盾は、必ずしも矛盾ではありません。
竈門一家は魂の清らかさで有名です。それこそが無惨の失敗につながったのです。(竈門一家の)禰豆子が(人を喰わない)特異なケースになるのは、ファンなら納得でしょう。

6/8 無惨の支配から脱することができる鬼もいる

ほとんどすべての鬼は、何らかの形で無惨に従属しています。すべての鬼の始祖として、無惨は鬼をコントロールし、遠隔操作で殺すことさえできるのです。中には無惨の支配から脱した者もおり、その一人が珠世です。

一時、珠世は無惨の部下として他の者と同じように働いていましたが、無惨が日の呼吸の使い手と対峙した時に何かが起きました。この戦いの結果、珠世は自由を手に入れることになります。
珠世がどのように解放されたかの具体的な内容はよく分かっていませんが、物語は、この事を矛盾点の1つにしないために十分な説明をしています。

5/8 日の呼吸の起源は謎に包まれている



呼吸法の多くは神秘的です。これらの流派は家系を通じて受け継がれていますが、その起源は議論の余地があります。日の呼吸法は最も捉えどころのない技の一つであり、鬼滅隊のコミュニティでは一時期失われていました。

このアニメは、縁壱(よりいち)と日の呼吸の鬼に対する効力に関する情報を視聴者に多く与えることはありません(その名前を太陽(日)から取ったということ以外に)。
ファンは、縁壱が呼吸法(特にヒノカミ神楽)を作ったことを知っていますが、多くの疑問は未解決のままです。例えば、日の呼吸が最も強力であるなら、なぜ他の呼吸法が登場したのか?
まだ未解決の部分があるとはいえ、本当の意味での欠陥とは言えないと思います。

4/8 説明不足の忍の里

派手なスタイルと日々の生活への愛着を誇る音柱・宇髄 天元のようなアニメキャラクターはあまりいません。彼には、忍としての人生を捨て彼に従う3人の妻がいます。以来、4人は鬼退治に明け暮れながら日々を一緒に過ごします。

このシリーズでは、忍、忍の里、忍の社会的な役割について、時間をかけて説明することはありません。ファンは文脈からの手がかりと予備知識を継ぎ合わせて、いくらか推測することができますが、忍の一族全体が美学的理由のための後付けのように感じられます。
欠陥や矛盾とまではいきませんが、大きな未解決事項ではあると思います。

3/8 伊之助の両親の謎

ファンはしばしば、省略された又は書き忘れたプロットと描写はされたが欠陥又は矛盾のあるプロットは同じ物と考えますが、必ずしもそうではありません。物語に面白い事や、場違いなコンセプトが導入されたとき、視聴者は深いバックストーリーを期待します。
しかし、謎めいた嘴平 伊之助の過去について、視聴者は十分深い説明を受けませんでした。伊之助の人間の母親については文脈的に説明されても、(育ての親の)猪との関係は謎のままです。

彼の育ての親である猪よりもっと不思議なのは、彼が被っている猪の頭です。本人は母親のものだと言っていますが、(もしそれが事実なら育ての親の頭の皮を剝いで被っていることになり)病的で非現実的なアクセサリーのように思えます。
伊之助の過去は、欠陥・矛盾では無く、比較的ユーモラスで重要度の高くない未解決事項です。伊之助は『鬼滅の刃』の脇役として最高のキャラクターなので、ファンは彼についてもっと知りたがっているだけなのです。

2/8 謎に包まれた超感覚とその起源

鬼殺隊の中には、生まれつき五感のうちの一つだけを強化した感覚を持つ者や、後天的に強化した者がいます。最強の鬼殺隊の一人である炭治郎は、常に鋭い嗅覚を持っており、それを使って村人を助けています。また、伊之助や我妻 善逸のように、他の感覚(それぞれ触覚と聴覚)を強化したキャラクターもいます。

鬼殺隊の特殊呼吸法は治癒を含む全ての特殊能力について詳述されていますが、強化された感覚については全く説明されていません。この能力には厳密な仕組みと強力な前例があり、比較的一貫性があるので、これらについて説明しないことは欠陥・矛盾とは言いませんが、フラストレーションが溜まります。

1/8 むき出しの視覚効果が機械的に使用される

シリーズのクリエーターは、鬼殺隊が剣で戦うときに我々が見るむき出しの視覚効果は、実際に存在するというより想像力による物であると認めています。日の呼吸法が隊員の周りのものを実際に燃やすのではなく、単に戦闘スタイルの本質を視覚的に表現しているというのです。

それでも、ファンはこれらの効果が、クリエーターが認める、認めないに関係ないほどの強いインパクトを与えていることを感じずにはいられないのです。
日の呼吸は鬼を殺すのに優れています。さらに、鬼殺隊の名キャラクターの一人、煉獄 杏寿郎が鬼を追うとき、火で推進される様子が描かれています。単純な脚力以上のものが彼を駆り立てていたのです。これも欠陥・矛盾とは言いませんが、意見の相違を生みがちであるし、そもそも信じがたいことです。

 

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