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「Waifu」という言葉はどこから来たのか? そしてアニメ文化に浸透した理由とは?

「Waifu」という言葉はどこから来たのか? そしてアニメ文化に浸透した理由とは?


アニメファンにとって、理想のパートナーであるwaifu(ワイフ)は、アニメ作品のストーリーからそのまま持ち出した架空の存在です。そして、その数は膨大です。

日本のアニメの世界では、ツンデレやクーデレなどのデレ系から「himbo(ヒンボ)」まで、自分の好きなキャラクターをさまざまな形で表現することがあります。
その中で、waifuという概念ほど人気があり、賛否が分かれるキャラクターはいないでしょう。

waifuとは何かについて、誤解されている方も多いかもしれません。これは、安っぽいファンサービスのキャラクターや、主人公のハーレムにいるようなキャラのことではなく、アニメファンにとって理想的な架空のパートナーのことなのです。
つまり、waifuを選ぶということは、単なる美少女コンテストではなく、性格、技能、ユーモアのセンス、知性など、すべての要素を兼ね備えた最高の仮想パートナーを見つけることなのです。
真のワイフとは完全なパッケージ、つまり、パートナーとして全ての要素が整っている状態なのです。

アニメの waifuはどこから来たのか?

この「waifu」という言葉は、1980年代の日本自身が発祥の地です。辞書によると、当時の日本人は、配偶者を表現するのに、より進歩的な方法を探していました。英語のwifeに当たる日本語のkanai(家内)という言葉には、主婦のように家に縛られる人という重い意味合いがあったからです。
そこで、日本人は英語の「wife」を借りて、自分たち流に「waifu(ワイフ)」と発音し、「kanai(家内)」のような主婦的な意味合いのない、より中立的な女性配偶者の一般用語として使うようになったのです。

その後、2000年代初頭、日本のアニメ界で「waifu」が使われ始めたのは、当時人気のあった日常系コメディアニメ『あずまんが大王』の短いシーンの中で使われたからです。
木村先生という男性教師が、とある写真について聞かれたとき、「写真に写っている美しい女性は自分の妻だ」と説明するのですが、その女性を「家内」とは表現せずに英語で「my wife」と言ったのです。おそらく単にクールな感じを気取ったのでしょうが、これがアニメでwaifuの概念が生まれたきっかけになりました。
その後、waifuの概念は急速に拡大し、まったく新しい意味を持つようになりました。実際、現在では、waifuを現実の女性配偶者を表す言葉として使われることはほとんどありません。



現代のアニメファンによる waifuの定義

現代のアニメ界では、waifuという言葉は、既婚のアニメキャラクターではなく、ファンにとって理想的な恋愛相手となる女性アニメキャラクターを指します。
これは、想像上の友人を持つという概念とほぼ同じですが、ゼロから想像上の友人を概念化するのと違い、アニメファンは、フィクションの作品から直接キャラクターを選ぶことができます。
特に、waifuはアニメファンにとって、あるシリーズの単にお気に入りの女性キャラクターというだけでなく、外見はもちろんの事、機知や知性、性格、スキルや才能、思いやり、そしておそらく少なからずの萌え要素など、視聴者の理想の彼女に対するニーズをすべて満たしている存在なのです。
つまり、「あの子、自分のタイプだ!」というケースで、一般的なベストガールという概念とは一線を画しているのです。一人のアニメファンが、あるキャラクターをwaifuとベストガールの両方で見ることは可能ですが、この2つの概念はやや異なる基準なのです。

もともと、waifuは純粋に主観的なものであり、waifuを指名することは、単に楽しみや目新しさのために行われるのが一般的です。ある意味、女性アニメキャラクターを評価することは、アニメファンにとって自分の女性の好みを知ることであり、アニメの女の子という便利な文脈を使って、人を見る目を磨いたり、相手のいい所を見つける能力を身に付けたりするのです。
もちろん、その情報をもとに現実のパートナーを探すかどうかは全くの別問題です。自分の理想のwaifu像を見つけて、それだけ満足してしまうファンもいるかもしれません。

一方、waifuというコンセプトは、アニメファンを団結させることもあれば、分裂させることもあります。これは、客観的な答えがないにもかかわらず、好きな音楽のバンドやスタイルについて激しく議論する音楽コミュニティと同じように、アニメファンがwaifuをかなり真剣に受け止めているからです。
人気のあるwaifuは、インターネット上で同好の士とデジタルハイタッチをすることもあれば、賛否両論のあるwaifuは「お前のwaifuはゴミだ」とからかわれたり、もっと厳しいことを言われたりすることもあるようです。
アニメファンの中には、このコンセプトを非常に真剣に受け止めている人もいれば、ただ単に楽しみとしてwaifuについて空想している人もいます。これらwaifuに対する考えの違う者同士がソーシャルメディアやフォーラムで会話すると、気まずい雰囲気になる事も多々あります。
多くのアニメファンが自分のwaifuを秘密にして、そのキャラクターを批判から守ろうとするのは、理解できることです。これらのファンはこうしてより擬似的な親密関係を保っているのかもしれません。

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