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『ヲタ恋』の成海(なるみ)と宏嵩(ひろたか)は、いかにして “面倒くさくない “恋愛を実現したのか?

『ヲタ恋』の成海(なるみ)と宏嵩(ひろたか)は、いかにして “面倒くさくない “恋愛を実現したのか?


『ヲタ恋』こと『ヲタクに恋は難しい』は、ヲタクとの恋愛のリアルを描いたラブコメ系アニメの最高峰の一つです。

アニメの世界では、ラブコメは特別な人気を誇っています。このジャンルは史上最も愛されているジャンルの一つであり、ファンは常にその年のブレイクするラブストーリーを探し求めているのです。
2019年(㊟日本では2018年放送)に関しては、その年最高のラブコメの1つは、高校生のラブストーリーではなく、もっと身近なところにあることが判明しました。『ヲタ恋』こと『ヲタクに恋は難しい』です。
『ヲタ恋』は、他のラブコメとは一線を画しています。この作品は、恋愛、大人の生活、オタクであることの困難さについて、より現実的な見通しを与えるいくつかのテーマを探求しています。

そう、好きなマンガやアニメ、ゲームの話ばかりしていると、オタクである事は大変なことだとわかります。しかしそれこそが、『ヲタ恋』が見事に描いてる事なのです。
この作品は、成海たちの物語を、全てのオタクの夢のように描いています。成海は大のBL好きで、自分のオタクな部分を「普通の人」に見せても理解されないと思っています。
しかし、職場で幼なじみの二藤 宏嵩(にふじ ひろたか)と出会い、すべてが変わっていきます。



二人はすぐにお互いの関係が完璧であることに気づきます。と言うのも宏嵩もゲームオタクで、超クーデレ好きだったからです。二人はただ一緒にいるだけで、特に何のドラマもなく、ただ恋愛のパートナーになることに同意しただけでした。
二人には何のしがらみもなく、宏嵩はオタクであるという事を除けば、おそらく誰もが欲しがるような彼氏でした。しかし、実はオタクであることは、成海と宏嵩の関係には何の関係もありませんでした。
ただ互いに便利そうだから、あるいは自分の趣味を自由に表現できるから、などなど、オタク仲間であることが心理的な安心感につながるだけだったのです。しかし、実際には、この2人の関係は、視聴者を驚かせるほど地味なものです。

この二人はお互いの気を引くために喧嘩をすることもなく、宏嵩は一人でいることが平気で、PDA(public display of affection 公衆の場での愛情表現)も全く必要ありません。
アニメは時として、大人の恋愛をややこしくしがちですが、この作品はそのようなことはありません。『ヲタ恋』の恋愛描写は新鮮で、恋愛を強要しない相手と一緒にいてもいいんだという風潮を作り出しています。
成海は、信じられないほど愛らしく、甘く、無邪気で、思いやりのあるキャラクターです。彼女は宏嵩に付きまとうようなことはほとんどせず、彼が居心地良いいと感じる空間、空気を提供することを心掛けているだけです。

宏嵩と言えば、彼は決して嫉妬深くなく、樺倉(かばくら)が、より鳴海のタイプであることを受け入れています。彼は、見ているこちらが羨ましくなるくらいに、ありのままの姿でいて、心に余裕があるのです。
『ヲタ恋』は素晴らしい作品であり、唯一残念なのは、成海と宏嵩のロマンスの展開が遅いことぐらいでしょうか。もっとも、この部分こそ、作品全体の中で最も優れた部分ではありますが。

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