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『うちの師匠はしっぽがない』第1話で、まめだは最もクリエイティブなキャリアをスタートさせる

『うちの師匠はしっぽがない』第1話で、まめだは最もクリエイティブなキャリアをスタートさせる


第1話では、狸の少女まめだが大正時代の大阪にやってきますが、そこは彼女の手に余る場所でした。そこで文狐(ぶんこ)から手ほどきを受けることになるのですが…。

ーー 注意  ーー
以下、HIDIVEで配信中の『うちの師匠はしっぽがない』第1話「私、落語家になるっ!」のネタバレを含みます。

2022年秋アニメのラインナップが始まりました。このエキサイティングなシーズンには、すでにベストコメディアニメの有力候補がいます。『うちの師匠はしっぽがない』です。
2022年夏シーズンには『組長娘と世話係』がありましたが、『うちの師匠』では大正時代の魅力的な設定と日本の民話を強調した、より新鮮で創造的なアニメであると感じます。

しかし、これは単なる教育的娯楽アニメではありません。1910年代の大阪でトリックスターとして成功することを決意したまめだですが、それにはどうやら助けが必要になりそうです。
彼女にとって幸いなことに、落語家の文狐が、話芸の力で観客を沸かせ、喜ばせ、驚かせる方法を教えてくれるかもしれません。

第1話は、伝統とモダニズムの衝突がテーマでした。まめだは長寿の超自然生物で、迷信深い村人や精霊のいる古き良き時代に慣れ親しんできました。
しかし、まめだが大阪の大都会へと旅立ったとき、そこで彼女はとんでもないことになります。大阪では、どんな狸の化かし術を駆使しても誰も騙されません。
昔ながらの狸の芸がことごとく裏目に出てしまい、守勢に立たされてしまうまめだ。めげずに翌日もやってみますが、やはりうまくいきません。
その間、まめだは大正時代の街並みに圧倒されます、街灯、車、路面電車…。そこは、まめだが慣れ親しんだ日本ではありませんでした。
そんなまめだに残された道が1つありました。コメディ演劇の芸術、つまり「落語」です。



黒髪でローブを着た文狐が一人で舞台に座り、プロの話芸を披露するのを、まめだは観客と一緒になって畏敬の念を抱いてじっと見ています。
その巧みな話術と落ち着いたカリスマ性、そして面白い話に、観客は大笑い。まめだも彼女自身トリックスターであるにもかかわらず、大笑い。文狐の芸に歓喜させられます。
これは狸にとってはあるまじき姿である事をまめだは知っていますが、彼女はさほど落胆はしていません。楽観的で機転の利くまめだは、脅威を感じるどころか、文狐と仲良くなって、彼女から芸を教わろうと決心します。
そうすることで、筋書きが進み、何でも進んでやる事で、まめだの魅力が増します。 彼女は負けてたぬきの里にとぼとぼ帰るのではなく、この、彼女にとって奇妙な街で強くなり、優れたトリックスターだった父親の評判に応えなければならないのです。

狸のまめだを、世間知らずで無能なトリックスターと見下していた文狐は当初、まめだと関わる事を望んではいませんでした。ただ、文狐がなくした帽子をマメダが取り戻してくれたので、その事でまめだに感謝はしていました。
そして、まめだが(通天閣から)落ちて死にそうになった夜、ツンデレな文狐が駆けつけます。信じがたい事に、文狐は空飛ぶ木製の船に乗っていたのです。その船で、文狐はたぬきの友人に、急速な近代化などについて説明しました。
文狐は、まめだのようなトリックスターや精霊がやがてこの世からいなくなることを恐れており、それはまた文狐自身が超人的な存在であることを示唆していました。文狐はまめだと違って、すでに激変する時代に適応して、身近な落語という芸を身に着けていました。
そして今、まめだも文狐にならう機会が来ました。古いルールは死に絶えてしまいました。大阪で成功し、一旗揚げようとするならば、まめだは出世しなければなりません。

注目すべきは、第1話は文狐がまめだに蒸気船に乗り故郷へ帰るように言うところで終わっており、実は文狐はまめだに何かを教えるという約束をしていないことです。文狐にとっては「さようなら」でしたが、まめだにとっては「こんにちは」の始まりだったのです。
まめだは乗船を拒否し、落語の手ほどきを頼もうと、文狐に追いつくために走り出します。こうして第1話が終わります。 ということで、文狐がまめだの師匠になる事に同意するまでには、まだ時間がかかると思われます。
実際、師匠と弟子の関係ができるまで、第2話、あるいは第3話までかかるかもしれません。つまり、クズな負け犬、いや、負け狸のまめだにとっては、決して楽な展開は待っていません。
アニメの中には、主人公の二人がすぐに関係を固める描写がありますが、今回は少し手間がかかりそうです。しかし、まめだが言うように彼女が本当に賢いのであれば、そんなに難しいことではないはずです。

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