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『4人はそれぞれウソをつく』は今期最もキュートなコメディアニメかもしれない

『4人はそれぞれウソをつく』は今期最もキュートなコメディアニメかもしれない


『4人はそれぞれウソをつく』は2022年秋の最大のアニメでは無いかも知れませんが、今シーズンの最も人気のあるアニメの一つにはなるかもしれませんね。

2022年秋のアニメシーズンは、『SPY×FAMILY』のような人気作から『チェンソーマン』のような期待の新アニメまで、話題性のある素晴らしい作品が目白押しです。
しかし、この過剰な話題性は、いくつかの素晴らしいアニメが影を潜めてしまうことを意味します。これらの作品が、それ自体が非常に楽しいものであるにもかかわらずです。
そんな中の1つが、今期最もキュートなコメディアニメとなりそうな『4人はそれぞれウソをつく』です。

『4人はそれぞれウソをつく』は橿原 まどか(かしはら まどか)氏原作のマンガで、別冊少年マガジンに連載されています。
アニメ化にあたっては、人気アニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』を制作したスタジオフラッドが担当しています。
2022年秋の豪華ラインナップの中でも、ひときわ異彩を放つ本作の魅力を紹介しましょう。

『4人はそれぞれウソをつく』のプロット

『4人はそれぞれウソをつく』は、普通の女子校が舞台ですが、この中学2年生の中には変わった生徒がいるのでした。
つまり、とあるクラスには宇宙人のパイロット、抜け忍、心を読むことのできる少女、そして少女として溶け込もうとしている少年がいるのです。

しかし、これらの生徒のほとんどは他の生徒が何かを隠していることを知らず、自分だけが普通ではないと思い込んでいます。唯一知っているのは心を読むことのできる少女だけです。
しかしこの超能力少女も、他人の秘密を明かすことができません。なぜならそのためには自分の秘密も明かさなければならないからです。
こうして、このありえないグループが学校生活を乗り切り、それぞれの目標を達成するために、喜劇的な混乱を引き起こす事になります。



これは、穏やかな日常を描いたコメディアニメの設定に思えますが、『4人はそれぞれウソをつく』は、そのアイデアを意外な方向へ導いて行きます。
この作品は、シチュエーションコメディ、つまり日常起きそうな状況をユーモラスに描く、というよりも早回しのスケッチショー、つまり放映時間中のあらゆる瞬間にジョークが矢継ぎ早に飛び交う、といった感じです。
各エピソードにはストーリーはあるものの、それはスケッチ風のさまざまなシナリオを設定するための枠組みとして機能しており、その多くはシュールな展開や予想外の脱線を繰り広げます。
『ポプテピピック』などに代表される作品のシュールなレベルには達していませんが、『4人はそれぞれウソをつく』が視聴者の予想もしない方向へ、絶えずジョークを飛ばしていっていることは明らかです。

『4人はそれぞれウソをつく』がコメディとして成立している理由

そのシュールさとともに、『4人はそれぞれウソをつく』はしばしば映像スタイルを変えることで、ジョークをよりシュールに感じさせ、視聴者の予想をこの方法でも覆し、大きな笑いを生み出しています。
また、類似の作品とは異なり、『4人はそれぞれウソをつく』はジョークを少し下品にすることを恐れていません。最初の2つのエピソードでは、おならや生理に関するギャグが登場し、このアニメのアートスタイルが醸し出す全体的にキュートな雰囲気と完璧に対比しています。

また、メインキャストも面白くて、おバカな方法や魅力的な方法で、お互いに刺激し合っています。このアニメの根幹となる設定には、コメディに不可欠な笑いの要素が満載です。
例えば、彼らは自分の秘密を隠すために、奇妙な、あるいはユニークな方法を駆使するのですが、女子学生生活を理解していないため、それが原因でしばしば自ら窮地に追い込まれてしまいます。
そんな状況の際、他のキャラクターも訂正できないどころか、自分の秘密ゆえに状況に対して間違った解釈をしてしまう事が多く、その結果、事態をよりコメディ的にややこしくしてしまい、見ていて非常に愉快です。

『4人はそれぞれウソをつく』は、今後の可能性を秘めた楽しい物語です。もし作品が今後ノリノリになれれば、この作品の持っている設定はコメディのための楽しいシナリオを無数に提示することが出来ます。
本作は2022年秋の大穴ヒット作になる可能性が十分にあります。特にシュールなコメディを好むアニメファンにお勧めです。

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