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パンデミック(世界的大流行の感染病)により大きな影響を受けたアニメの声優業界

パンデミック(世界的大流行の感染病)により大きな影響を受けたアニメの声優業界


アニメ声優業界は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による変化に対応することができましたが、その過程では多くの浮き沈みを経験することになりました。

アニメの視聴者に愛されるさまざまな物語に命を吹き込むのは、声優業界です。一発芸から主人公まで、アニメの制作に参加する声優の一人ひとりが物語に影響を与えます。
かつては、声優といえばスタジオに出向いて収録するのが一般的でした。しかし、パンデミックの影響で外出ができなくなり、在宅で仕事をしなければならなくなりました。

パンデミックの始まりは、世界の労働力全体を変化させました。在宅勤務が可能な働き手は別として、それが不可能な社員は働くチャンスに極端な制限が加えられたのです。
多くの分野で、在宅勤務のメリットとデメリットが発見され、そこで学んだことの多くを現在の仕事の進め方に反映させました。声優業界も同様に、COVID-19による変化に対応しながらも、プラス面やマイナス面を経験してきました。

声優にとって何が変わったのか?

在宅勤務が可能な世界中のほとんどの社員は、ノートパソコンさえあれば、仕事を再開することができました。声優の場合は何が違うかというと、適切な機材で録音する必要があるということです。
声優は、ノートパソコンや適切なソフトウェアを搭載できる何らかのデバイスのほか、マイク、スタンド、広い録音スペースが必要です。
これらの物事のすべてを一式そろえるとなると、かなりのお金が掛かります。特にこれまでスタジオでしか仕事をしたことがなかった声優にとっては、なおの事です。
実績のある声優の多くは、自宅で仕事をするようになった際、制作会社から必要ないくつかの機器を提供される機会を持っている事でしょう。一方、他の声優、特に新人たちにとっては、必要なものを用意するために自前でお金を使う必要があります。
毛布や寝袋をその場しのぎの防音材にするなど、安く済ませる方法はたくさんありますが、声優がお金を掛けずに済まそうとしても、それではきちんとした仕事ができないアイテムもたくさんあります。

例えば、プロフェッショナルな作品にふさわしいスタジオ品質の録音を行うには、きちんとしたマイクが必要です。そういったマイクの多くは、少なくとも100ドル前後します–マイクだけでこれだけ掛かります。
マイクを安定させるために、スタンドも購入する必要があります。また、不要なノイズを拾わないようにするために、ポップフィルターも必要です。マイクがUSB接続でない場合は、録音全体の品質を向上させるオーディオインターフェースが必要になります。
これらは、オーディオエンジニアリング・ソフトウェアをインストールした対応機器に音声を保存するために、どうしても必要なのです。マイクのセットアップだけでも数百ドルの費用がかかりますが、在宅声優に必要なものはまだまだあります。

スタートには多くの費用がかかる



在宅声優は、スタジオに通う声優には必要の無い様々なことを任されます。例えば、在宅声優は録音中、完全に一人で作業しています。録音中、誰かにアドバイスを求めたり、答えを聞いたりすることができません。
スタジオでは、声優がブースにいる間に、録音したものを他の人が調整します。在宅声優は、音声が正しく拾われているかどうか試行錯誤し、必要な変更を自分で行わなければなりません。
そこで登場するのが、音声編集ソフトです。このソフトのすごいところは、声優が使えるソフトで、完全に無料のものがあることです。

ホームスタジオを作るのは、掛かる費用を考えると気が引けるかもしれませんが、本格的な声優にとっては良質な投資でもあります。パンデミックが業界に与えた好影響は、自宅にいながらにしてオーディションやレコーディングができるチャンスが世界中に広がったことです。
パンデミック以前は、メディアが集まる都市に近ければ近いほど、オーディションや一時的な仕事を受けるのは簡単でした。今は、どこに住んでいようとも、この業界に入るチャンスがあります。
『東京リベンジャーズ』、『僕のヒーローアカデミア』、『鬼滅の刃』など、ヒットアニメや映画の声優が、自宅の一室で収録しているのです。特に素晴らしいのは、多くのアニメ声優が在宅勤務のチャンスを得て、業界内で人気者になりつつあることです。

声優の在宅勤務にはメリットがある

在宅声優のもうひとつの魅力は、アニメ制作における様々な側面に触れられることです。一人で収録することでしか身に付かない何かを得る事が出来るのに加え、音声編集ソフトや演出などにも慣れていきます。アニメ業界の他の要素を知ることで、新しいことに挑戦する機会を得るのです。

例えば、音声を扱うことに楽しみを見出したり、自己演出を経験する事で他の声優にも演出をしてみたいと思うかもしれません。声優の世界に足を踏み入れたことのある人なら、プロに教えを請うことも、アニメ制作チームに参加することも、それほど難しいことではありません。
声優の多くは、元々他の分野でアニメ制作に携わってきましたが、パンデミックによって声優として名前が作品にクレジットされるようになり、自己収録を通じて自分の好きな事をより深く知ることができるようになったのです。

COVID-19の大流行は、世界中の労働者に膨大なストレスと変化と課題をもたらしました。多くの国で実施された在宅勤務という規制は、アニメ声優業界にも多くの浮き沈みをもたらしました。多くの企業や業界と同様、声優とそのプロデューサーは、最高級の作品に携わりながらも、在宅でどれだけの仕事ができるかを発見したのです。
多くの声優が、直接コミュニケーションをとらずに一人で仕事をすることに慣れなければならず、多くの資金を投じて自宅スタジオを作り、自宅での録音に多くの時間を割くようになったのです。
しかし、それでも声優の数が大幅に増えたこと、声優が自分の得意分野を見つけ、他のアニメ制作に進出したことは、アニメ業界にとって大きなプラスになったことは紛れもない事実なのです。

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