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『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』:魔導士は皇国の隠れた暗黒面をどのように表現しているか

『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』:魔導士は皇国の隠れた暗黒面をどのように表現しているか


エレファス・レヴィは、偏見と虐待から魔導士の一族を救うために、アイリーンとクロードの助けを必要としています。寛大なアイリーンはすでに仕事に取り掛かっています。

『悪役令嬢』は、2022年秋の乙女ゲーム・異世界アニメです。アイリーン・ドートリッシュと魔王クロードの健全な恋愛がメインストーリーですが、『悪役令嬢』では、魔物や魔導士、陰謀を企む教会に関する魅力的なサイドプロットによって、物語を拡大し深化させました。

『悪役令嬢』は、一見無関係に見えるこれらの筋書きを、魅力的な方法で結びつける巧妙な方法を見いだし、その中には虐げられた魔導士一族に関わる最新の筋書きの展開も含まれています。
これはアイリーンが少女マンガ的な恋人役であるだけでなく、リムル・テンペスト(『転スラ』主人公)的な、正しいことだから皆を救うという異世界のヒーローになるチャンスなのです。

皇国の魔導士を救うアイリーンの冒険

『悪役令嬢』は、アイリーンの冒険をより深くするために、2つの乙女ゲームのストーリーにまたがって着実にその世界を構築してきました。例えば、2つ目のミーシャ学園編では、皇国のミルチェッタ地方が、男性がルールを決め、女性はほとんど二流市民のように扱われる男尊女卑の地域であるように再構築されました。
また、ミーシャ学園祭でゼームス・シャルルの受難に手を引いた教会の陰謀もあり、刺激的なストーリー編となりました。さて、アニメ『悪役令嬢』の3つ目で、おそらく最終編となりそうなストーリーは、人間の魔導士であるレヴィ一族に関するものです。

レヴィ一族は魔法が使えますが、それがかえって不利に働きます。第9話でエレファス・レヴィが説明したように、皇国は魔法を魔物に通じるものとし、魔導士を深く疑っています。レヴィ一族はかつて反乱を起こしましたが、敗北し、結果、皇国の飼い犬や捕虜同然になりました。
エレファスはそんな状況に業を煮やし、アイリーンとクーデレの魔王クロードに助けを求めます。解決策は、クロードを皇帝として即位させ、クロードにレヴィ一族を赦免させ、魔導士に対する皇国の公式見解を改めさせることです。
問題は、第9話でクロードがリリア・レインワーズが背後にいると思われる攻撃の犠牲となり、記憶を失ってしまったことです。今、アイリーンはクロードとの関係を一からやり直し、彼の皇后となり、魔導士を助けるよう説得しなければならなくなりました。
簡単ではありませんが、今となっては、このような問題はまさにアイリーンの得意とするところです。



アイリーンがどのように乙女ゲームのリムル・テンペストになったか

アイリーンは、カタリナ・クラエス(『乙女ゲーム~』主人公)のように、自分の破滅を避けるためにゲームの筋書きを書き換えなければならない異世界の悪女として、自分中心の目標が一つあります。そしてアイリーンは、クロードと銀髪のゼームス・シャルルの暴走から身を守るために、この両人を手なずけ、まさにその目標達成をやってのけました。
なので個人的には問題ないのですが、アイリーンはまだこのゲームのストーリーを書き換え終えてはいないのです。アイリーンは、自分のためだけでなく、純粋に人の役に立ちたいと願っているのです。

彼女には早い段階からこの兆候が見受けられました。例えば、クロードの城の手伝いをするためにリストラされた労働者を雇い入れたり、彼らと一緒に地元の悪魔の奴隷商人を逮捕し、捕らわれていた悪魔の動物たちを解放したりしていたのが、その例です。
アイリーンは、自分のためでもありますが、純粋に正しいことだと思ったからこそ、やりがいを感じて、こういった事をやっているのです。そして今、アイリーンはその寛大な精神を、困窮しているレヴィ一族にも広げ、皇国に居場所を与えようとしています。アイリーンはカタリナ・クラエスとよく比較されますが、彼女には本田 透(『フルーツバスケット』主人公)のような部分もあります。

異世界ヒーローとして、彼女はリムル・テンペストに似て、慈悲深く、機知に富んだ主人公で、他の人々にセカンドチャンスを与え、彼らが自分自身で何かを達成する事を必死に支えます。リムルがダイアーウルフの群れを集め、オーク族全体を自分の町の建設に従事させることができるなら、アイリーンはきっと魔導士たちを救出し、彼らをゴミのように扱う皇国において正当な扱いを受けれるようにするでしょう。

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