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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の(作品内での)「GUND-ARM」(以下ガンダム)CMは完璧なまでに平凡

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の(作品内での)「GUND-ARM」(以下ガンダム)CMは完璧なまでに平凡


ガンダムの最初のプロモーションビデオは、編集も演出も稚拙で、制作した生徒たちを理想的に表現しています。

ーー 注意 ーー
以下、Crunchyrollで配信中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第8話「彼らの採択」のネタバレを含みます。

第8話では、ガンダム社初のプロモーションビデオがアニメ内で放映されました。いかにも高校生が作ったビデオらしく、すこぶる平凡な出来栄えです。しかし、このCMには印象的なものもありました。

もし、このビデオのコンセプトを現実の世界で考え出した人がいるとしたら、その人は凡庸さという概念を熟知している事になります。
このプロモーションビデオがアマチュアの作品であることを示す指標は非常に多く、それらをすべて見つけることは一種のゲームのようなものです。
ここでは、ガンダム社が、ビジネス・ジャガーノート(巨大企業)になるにはほど遠いことを示す、最大のサインをいくつか紹介しましょう。

プロモーションビデオにあった問題点とは?



まず目立ったのは、ガンダム・エアリアルが野原を背景に貧弱なグリーンスクリーンで映し出されていたことです。緑色の輪郭が見えるだけでなく、草の上にきちんと立っていないのです。
2カット目ではさらに顕著になり、地面から少し浮いているように見えました。エアリアルの特徴として、このような浮遊感はあまりないのではないでしょうか。

グリーンスクリーンの効果は、エアリアルの前を横切るヤギでさらに悪くなりました。特に、ショットの中を歩きながら突然現れたり消えたりするのが厄介で、ショットの端に触れることすらありませんでした。
ヤギがいかに不条理なまで小さく映っているかということは言わずもがなです。ヤギのいない空撮の映像を撮り直した方がよかったかもしれません。

エアリアルの腕も編集が甘かったです。スレッタと腕で輪っかを作るはずのシーンで、エアリアルの両腕の位置や大きさをデジタル処理で変えています。これは、モビルスーツの可動範囲内にポーズが収まらなかったためと思われます。
ちょっとした小さな変更ではありますが、一般視聴者が気付くには十分な変更です。

バックで流れているコーラス曲も不満が残ります。会社としては十分にキャッチーな曲なのですが、コーラスがズレていて、キーもずれています。ある一人は高音で金切り声をあげていました。
これらは、ガンダム社が高校生によって運営されていることを改めて思い知らされるものです。

公平に見て、このCMは限られた時間と資源で作られたものです。学校の最貧困層の高校生が作ったというだけでもアレなのに、たった2週間で完成させたのです。もし、もっと時間があれば、もっと洗練された作品に仕上がったはずです。

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