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『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』(以下『農スキ』):アルの幼少時代が明かされる。

『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』(以下『農スキ』):アルの幼少時代が明かされる。


アルと同じ村に住む幼なじみのテスタのことはファンの間では知られていますが、第9話ではアルが大切に思っているもう一人の幼なじみの存在が明らかになりました。

ーー 注意 ーー
以下、HIDIVEで配信中の『農スキ』第9話「アルの過去」のネタバレを含みます。

困っている人を無視できない気高い性格のアル・ウェインについては、『農スキ』のファンならおなじみですが、第9話「アルの過去」では、農業を愛する主人公が子供の頃からそうだったことが明かされています。
アルはその非常識なまでの強さで、困っている多くの乙女たちを助け、知らず知らずのうちに彼女達から好感を得てきましたが、救えなかった一人の人物がアルの心の中に特別に残っていました。

その人物との初めての運命的な出会いと彼女との大切な思い出こそ、今に至るアルの農業への情熱と信念を支えてきたのです。 アルが想い続ける少女とは一体誰なのか、そして記憶の中にしか残っていないとすれば、彼女の身に何が起こったのでしょうか?

若い泥棒イルビア

アルは、ファル・イース姫やヘレン、ルリに出会う前から、少年時代に既に他人思いの優しい性格を見せていました。幼い頃から農業に親しんでいたアルは父親とともに、ある日、ピンクの髪をした気の強い野菜泥棒イルビアに出会います。
彼女は、野菜を盗まれ怒っている農夫たちともめていて、結局アルが育てて集めたジャガイモの入ったかごを持って逃げ出してしまいます。

突然現れ、突然消えていったイルビアに慌てながらも、アルは少女が身寄りのないために盗みを働き、住む場所のない森で暮らしていることを知り、彼女を助けずにはいられなくなりました。
盗んだ生のジャガイモではなく、調理した美味しい野菜や食べ物を食べてもらいたいと、アルはイルビアの住んでいた森に入り、何度も何度も食事を運び続け、遂にはイルビアの信頼を得るまでになります。
アルは、自分が育てた野菜を食べてもらい、おいしいものがもたらす喜びを多くの人に伝えたいという夢をイルビアに語ると、その後、食事を運ぶたびに2人の距離は縮まっていきました。

やがてアルと父のジルは、かつて盗みを働いていたイルビアを怒った農夫たちから彼女を救い、泥棒の過去を捨て森を去るように説得し、イルビア・ウェインという名前をつけてウェイン家に養子として迎え入れます。
アルは新しい妹に愛情を注いで世話をしますが、イルビアがあまりに自分から離れようとしないので心配になります。イルビアに村の友だちを作ってほしいと願うアルは、アルや両親がいないとき、イルビアが村人たちから泥棒の烙印を押されてひどいイジメを受けていることを知り、ショックを受けます。



アルは、イルビアが受けていたイジメに自分だけが気づかず、またなぜ両親が頻繁に新天地を求めて村を出て行こうとしていたのか、それはイルビアのためだったことに気づき、愕然とした思いをしています。
それでもイルビアを守りたいという思いは強くなり、同じく幼なじみのテスタに説得され、イルビアへのプレゼントとして村の裏の森に隠された宝物を探しに行くことになります。

イルビア・ウェインに何が起こったのか?

イルビアに贈る宝物を探して森を探検したアルとテスタは、地下に隠された洞窟に行き当たり、そこで古代の神殿を発見します。二人が古代の文字が書かれた板を見つけると、突如、まばゆいばかりのピンクの光に包まれます。アルが謎の存在と遭遇し、不吉な予感がする中、森に隠された火山が噴火し、シルス村全体が灰と塵に覆われます。

避難を余儀なくされた村の人々は、首都メイギスからの救援が来るまで、わずかな食料を頼りにするしかありませんでした。しかし、アルは神のような存在と出会った後、倒れて衰弱し、テントのベッドから出られなくなってしまいます。
新天地を求めて出かけた両親が不在のまま、イルビアは、アルを助けるために自暴自棄になって食料を盗みそうになりましたが、とっさにアルの言葉を思い出し、結局盗みをしませんでした。

イルビアはアルに、都から救援食料が送られてきたと(嘘を)言い、村のわずかな食料の中から自分の分をこっそりアルの分に足して、彼の回復に努めます。しかし、両親の帰りを待つ間、イルビアはどんどん弱っていき、ある日、埃っぽい野原の真ん中で倒れてしまいます。
イルビアが救援食料のことで嘘をついていたとは知らず、テスタからイルビアは栄養失調で発見したときにはもう手遅れだったと説明され、ただでさえまだ体調が回復しきれていなかったアルは、罪悪感に押しつぶされそうになります。

『農スキ』第9話では、アルの母ルシカ・ウェインが、アルと彼が農業を続ける動機を心配する理由が分かりました。アルは自分のために自己を犠牲にしてくれた妹イルビアへの責任感から農業に熱中しているのではないかと、母は危惧していたのです。
しかし、アル自身としては、責任感よりも、むしろおいしい野菜や食べ物を人と分かち合おうとするアルの信念がより強くなっただけの事でした。そしてそれは、イルビアのような苦しみを誰にも二度と味わせたくないという思いからでした。これはアルにとって、どんなに冒険を重ねても、変わらない事なのです。

多くの後悔と、それと同じくらい多くの楽しい思い出に関わるイルビア・ウェインは、アルが究極の農夫の道を追求する上で、彼の思い出の中で大切にし続けている人物なのでした。

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